薬剤師が身につけたい3つのスキルは「ホスピタリティ力」「コミュニケーション力」「英語力」

親子と2人の医師

薬剤師として働くために大切なのは、薬剤に関する知識だけではありません。
役割にもよりますが、患者やその家族、医師や看護師との関わりも発生するため、ホスピタリティ力やコミュニケーション力も必要です。

いざ現場で働き始めるとおろそかになってしまいがちですが、都度確認して必要なスキルを磨いていきましょう!

薬剤師の仕事は調剤だけでなく、病院や薬局に来る人と接する機会もあります。
また、医師や看護師と連携をとる必要もありますし、徐々に増えている外国人患者に対応することもあります。

薬剤師には、薬に関する知識はもちろんですが、患者さんの気持ちを思いやる「ホスピタリティ力」、業務を円滑すすめていく「コミュニケーション力」、外国人患者に対応できるだけの「英語力」という3つの「力」を意識しましょう。

1. 患者の気持ちに寄り添った「ホスピタリティ力」

まず、薬剤師に必要なのが、ホスピタリティ力です。
ホスピタリティ力とは、「思いやり」や「おもてなし」の精神を持ち、相手の望みを察知して、それに応えるために最善を尽くせる力です。

病院や薬局に来る人は、皆何らかの疾患を抱えて不安な気持ちでいます。
そういった相手に対して、愛想のない対応をしたり、難しい言葉を多用したりすると、意図せずとも不快な気持ちにしてしまう場合も…。

ホスピタリティ力があれば、薬を必要としている人の気持ちを理解し、優しく寄り添えるようになるので、相手の不安を軽減して満足度を高められます。

ホスピタリティ力を磨くためには、一般公開されているホスピタリティに関する講座などに自主的に参加するのが有効です。
また、自身が患者として病院や薬局に行く際に、何をしてもらえたら嬉しいか、どのような態度で接してもらえたら安心できるのかを考えることも、ホスピタリティ力の向上に繋がります。

2. 医師や看護師と連携をとるための「コミュニケーション力」

コミュニケーション力もまた、薬剤師にとって重要な力の一つです。

例えば、病院や調剤薬局の薬剤師のもとには、医師からの処方箋を持った患者が訪れます。医師は医療の専門家であるため、当然この処方箋に間違いがあってはいけません。
しかし、稀に薬剤師の視点から見て疑問の残る処方指示があったり、記載内容が正しく読み取れないケースも出てきます。

このようなときに、薬剤師が医師に確認せず、曖昧なまま処方を出してしまえば、患者に適切な医療を提供できなくなってしまいます。
薬剤師は、患者に医療を提供するチームの一員として、積極的に医師や看護師とコミュニケーションをとっていく必要があるのです。

人と関わることに自信がなかったり、仕事上の関係調整力を向上させたい人を対象にしたセミナーや書籍は数多くありますので、不安な方は自主的に取り入れてみると良いでしょう。

3. 外国人患者にも対応できる「英語力」

英語が書かれたホワイトボードを指す医師

現在、日本に住む外国人の人口は増加傾向にあります。東京都では平成28年時点で、総人口約1,365万人のうち約49万人が外国人となっており、あらゆる機関で語学力のある人材が必要となっているといえるでしょう。[注1]

病院や調剤薬局の薬剤師もまた、これから外国人患者の対応をする場面が増えてきます。そのために、日常会話や用法用量を伝えるための語学力は必須といえるでしょう。

外国語の中でも、身につけるならやはり世界共通言語の英語がおすすめです。「くすりの適正使用協議会」によるアンケート調査では、薬剤師が対応したことのある外国人は中国人が最多で、次にアメリカ人、フィリピン人など英語でコミュニケーションを取れる国が多いというデータが出ています。[注2]

英語力を身につけるためには、独学で勉強する他、英会話スクールなどもいいでしょう。医療従事者向けのコースを用意している英会話スクールもあるので、目的に合わせた英語を効率よく習えますよ。

[注1]東京都福祉保健局:14 外国人患者への医療[pdf]

[注2]くすりの適正使用協議会:調剤薬局での外国人患者への対応に関するアンケート[pdf]

薬剤師としてのスキルアップは自分の心次第

薬剤師に求められていることは、薬に関する知識だけではありません。
患者や医師との信頼関係を築き、円滑に医療を提供できるように業務を進めていく力を身につけることが大切です。
資格以外のスキルも磨くことを心がけながら日々自己研鑽に励み、薬剤師としてのスキルアップを目指しましょう!

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