法務技官はエリア内の転勤ノミで遠方に飛ばされることはありません。

薬剤師の人気職!刑務所で働く「法務技官」の特性と給与

刑務所で法務技官(作業専門官)として薬剤師が採用されて国家公務員(原則エリア外の転勤なし)で働くことができます。給料は年功序列で安定し、残業なし休日の多いメリットがあります。求人は主に欠員が出た際にハローワークで募集されます。

刑務所

刑務所で働く薬剤師

刑務所と薬剤師は縁のなさそうに思うかもしれないですが、刑務所は医療行為も刑務所内で行わないといけないので、診療所と調剤スペースを併設しています。
薬剤師は法務技官(作業専門官)として採用されて、刑務所内で受刑者に対しての調剤業務を行います。
国家公務員扱いになり、公立病院に比べても休みがカレンダー通りに安定していて、残業が少ないメリットがあります。

刑務所で働くには?

刑務所勤務は国家公務員扱いになり、転勤もあります。
しかし、薬剤師として採用される場合の多くは、採用されたエリア内のみの転勤で、遠方へ飛ばされることはありません。
一般的な公務員試験とは違い、法務技官(作業専門官)として採用されるので応募資格に年齢制限はありません。(通常の公務員試験は28歳まで)

しかし、通常の求人とは異なり、筆記試験や作文試験を求められることが多いです。(募集する刑務所の裁量で公務員試験による筆記選考を省略可能)
国家公務員ではありますが、各刑務所で人員不足になったらネット求人やハローワークに求人を出して募集をする場合もあります。
看護師求人サイトに登録され、非公開求人で募集することはありません。

中途採用ではハローワークからの招待状が必須になることも多いので、ハローワークを利用して求人を探すのがベストです。

刑務所は危なくないの?

受刑者を相手にするので危険性を懸念する人もいますが、基本的には医師からの指示通りに処方箋を出すだけなので、受刑者と長時間話すことはありません。
「食後に飲んでください」など、服用するタイミングなど簡単な説明をするだけなので、受刑者から恨みを買うようなこともなく非常に安全です。

通常の刑務官は、同じ職場で長く働いて、特定の受刑者と仲良くなるのは良くないので、昇格したタイミングで転勤をして、幹部になると原則3年毎の全国転勤になります。
薬剤師は受刑者と接する時間が少ないため、希望する刑務所で転勤せずに長く働けることが多く、刑務所の職種の中でも安全でメリットが多いです。

刑務所ならではの特性

刑務所によって受刑者層が異なりますが、全国の受刑者の2割は精神疾患を抱えていると言われています。
また、大麻や覚せい剤など違法ドラッグで服薬している薬物中毒者もいます。
刑務所の薬剤師は、受刑者に多い事例ならではの専門知識を求められます。

それでも、薬剤師は医師の指示通りに薬を出すのが中心で、受刑者から直接「もっと強力な薬を出してくれ」なとど交渉されることはありません。
一般の調剤薬局に比べて窓口で患者とコミュニケーションを取ることはほとんどなく、事務的な仕事です。
処方する薬も限られていますし、患者の総数がその受刑者の範囲内になるため、毎日同じような薬を出すだけです。
刑務所で働くデメリットを挙げるとしたら、やりがいが少ないことでしょう。
公務員系薬剤師の中でも、役所の窓口業務に近い内容のため、仕事が嫌で退職する人はほとんどいません。

なお、国内には4つの医療刑務所(八王子、岡崎、大阪、北九州)があり、医療刑務所になると入院レベルの受刑者が中心で、薬剤師の人数や取り扱う薬の数が多くなります。
通常の刑務所は医務室など簡易的な医療設備しかありません。
医療刑務所では、月に数回程度のパート勤務で、外部から薬剤師によるカウンセリング業務で募集を出していることがあります。

刑務所の給料

国家公務員として国から採用されるため、給料は年功序列です。
薬剤師の資格を考慮された内容になっていて、年収500万円付近までは早い段階で到達できます。

国家公務員の給料は全国共通の基本給があり、都道府県ごとによって設定された地域手当が別途支給されます。

東京と地方でも1万円以下の差額なので、平均貸金の低い地方ほど有利だと捉えることもできます。
通常の刑務所職員は、幹部試験を受けて出世を目指す人もいますが、薬剤師は幹部に上がる道はほとんどありません。
定年間近で得られる給料の上限は600〜700万円ほどです。
薬剤師なら、もっと稼げる仕事もたくさんありますが、刑務所は17時までの勤務時間で残業がほとんどない働きやすさから応募する人が多い人気の職場です。

まとめ

刑務所の求人は薬剤師の中でも人気が高いですが、基本的には既存スタッフが定年退職した時にしか求人が出ません。
求人はハローワークでの募集が中心になりますが、絶対に刑務所じゃないと転職したくないと条件をつけて転職活動するのは効率が悪いです。
企業薬剤師など、他のカレンダー通りに休めて残業の少ない求人など、他の選択肢も持って転職活動すると良いでしょう。

親身な対応をしてくれる転職サイトのエージェントは、刑務所の求人募集が出たら声かけをしてくれる所もあります。
ただし、転職サイトから見たら、貴重な登録者が刑務所に採用されても紹介料を得られないのでメリットが一切ありません。
基本的にはハローワークの求人情報を小まめにチェックするしかありません。
ネット検索もできるので、今すぐ転職予定がなくても刑務所の薬剤師に興味があるのなら、ハローワークの求人をチェックする癖を付けておきましょう。

ハローワークインターネットサービス
https://www.hellowork.go.jp/index.html
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