がん大国・日本を救う!がん専門薬剤師として活躍しよう!

女性薬剤師 香里 憂う

 

 

冒頭からかなりショッキングなお話しですが、これはまぎれもない事実です。
現在、日本人の男性2人に1人、女性2.5人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなっていると言われる時代です。がんを科学的に分析する取り組みが進んでいる欧米では、がんが減ってきているのとは対照的に、日本は世界トップクラスの「がん大国」なのです。


 

がんを少しでも減らしていく取り組みも必要ですが、がんにかかった人のケアは今後ますます重要となっていきます。
薬剤師として、そのケアに特化して従事できる方法があります。それが、「がん専門薬剤師」です。

 

増え続けているがん患者数ですが、がん治療の技術レベルは患者数と比例して高度化しています。
新しい抗がん剤も続々と開発されており、がん専門薬剤師は、大きな注目を集めています。

 

新たな治療法が開発され、がん患者への希望となっているのは喜ばしいことですが、過剰投与や誤投薬などの医療事故や重篤な副作用などは絶対に避けなければなりません。
しかし、専門的で先進的な知識を必要とするため、あらゆるリスクを回避するためにも、がん専門薬剤師の需要が高まっているのです。

 

がん専門薬剤師の仕事は、がん治療における薬学的な管理や指導を行い、患者さんの安全を確保することです。
基本的には、がん専門医や看護師とたちと医療チームを組んで仕事を行います。

 

がんの薬物治療には多剤併用が必要で、その効果や副作用、至適投与量などをしっかり把握しておくことが不可欠です。
抗がん剤の特徴を十分理解した上で適切に薬剤を取り扱い調剤をしたり、適切な投与のチェック機能を果たしたりするだけでなく、がん患者のQOLを高めたり、多忙な医師の業務を分担してサポートしたりするなど、がん専門薬剤師の意義や役割は大きく、一般の薬剤師とは違ったやりがいを見出す薬剤師も少なくありません。

 

 

がん専門薬剤師になる方法

 

薬剤師アシスタント アヤちゃん

 

 

 

では、がん専門薬剤師には、どうしたらなれるのでしょうか?


 

薬剤師の国家試験に合格し、薬剤師として5年以上の実務経験を積んだ後、薬剤師会および学会の会員となり、がん治療の実技研修などの実習・講習を受けます。
50症状以上のがん患者への薬剤管理指導を行うとともに、認定薬剤師の試験に合格する必要があります。

 

この認定薬剤師は、がん専門薬剤師とは異なる資格で、がん専門薬剤師になるには必ず取得しなければなりません。
その上で、学会にてがんに関する研究発表や学術論文の作成を行い、日本病院薬剤師会が実施する認定試験に合格することで、がん専門薬剤師になることができます。

 

また、一度取得すればそれで終わりではなく、5年ごとに更新が必要です。
がん専門薬剤師になる道のりは決して平坦ではなく、資格取得後も常に勉強が必要ですが、日々進歩するがん治療におけるその役割や意義の大きさを考えれば、納得できるのではないでしょうか。

 

がん専門薬剤師になった後には、病院や大学、研究機関や製薬会社など幅広い活躍の場があり、がんの新たな治療法の研究や新薬の開発に従事することができます。
一般的な薬剤師のイメージとは異なり、研究者や学者の在り方に近いでしょう。
がんの医療現場をもっとよくしたいという情熱や、強い使命感をもって働くことができるため、そのやりがいは大きく、薬剤師としての成長や充実感にもつながります。

 

 

がん専門薬剤師のお給料のお話

 

仕事の充実感のほかに気になる収入なのですが、がん専門薬剤師になったからといって、必ずしもお給料がアップするわけではありません。

 

一般的な薬剤師の年収が500万円前後のところ、製薬会社勤務では年収が700〜800万円、責任者ポストになると1000万円以上とも言われますが、病院勤務では一般的な薬剤師の年収とほぼ変わらないとも言われています。
あくまでも、やりがいや使命を持てる仕事だということを認識しておいた方がいいでしょう。

 

ますます注目が集まるであろうがん専門薬剤師。「がん医療に携わりたい」「さらなるやりがいを見つけたい」と志す薬剤師のキャリアアップにもピッタリです。

 

あなたも、がん専門薬剤師としてさらなる使命感とやりがいを持って活躍しませんか。

 

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