薬剤師なら簡単に取れる衛生管理者の資格と、そのメリット

 

薬学部を卒業して薬剤師の資格を取得してから、多くの人は、製薬企業や病院、調剤薬局、ドラッグストアなどで薬剤師の資格を生かして働くことになると思います。
そしてほとんどの人が、薬剤師の資格のみのシングルライセンスで働いていることでしょう。

 

しかし、実は薬剤師の資格を持っているだけで、その他の資格の認定にアドバンテージを持つ、簡単に資格を取得できてしまう、そんな資格があるのをご存じでしょうか。

 

その中の一つ、「衛生管理者」の資格についてお話しようと思います。

 

 

衛生管理者とは

「衛生管理者」とは、事業のいかんを問わず、常時50人以上の労働者を使用する事業について必ず置くように、労働安全衛生法で義務付けられている資格者です。

 

あまり聞いたことのない資格かもしれませんが、薬剤師と同じく国家資格で、その認定は「財団法人安全衛生技術試験協会」によって認定されています。

 

ちなみに、労働者が50人以上の事業者では1人の衛生管理者、200人以上では2人、1000人以上では4人・・・3000人を超えると6人以上置かなければいけないと決められています。

 

では、なぜその衛生管理者の資格取得を勧めるのか。
それはまず、50人以上の被雇用者がいる事業者では必ず必要である資格だから。

 

そして、事業者の規模によっては複数人の衛生管理者が必要であり、それが現在人手不足の状態にあるから。
つまり、薬剤師の資格があるだけでも就職は比較的容易ですが、この資格があれば更に引く手あまたになるということです。

 

そして何より、薬剤師の資格を持っていれば、衛生管理者の資格取得が非常に簡単であるからです!

 

衛生管理者資格の取得はこちら

 

衛生管理者の資格を取得するには?

 

では、衛生管理者の資格はどのように取得すればいいのか見てみましょう。

 

先にも述べたように、衛生管理者の資格は、財団法人安全衛生技術試験協会によって行われる試験に合格して認定される国家資格で、その認定には、試験の前提としていくつかの条件が課せられています。

 

【受験資格】

  • 大学、短大、高専卒の場合は実務経験1年以上
  • 高校卒の場合は実務経験3年以上
  • その他 学歴に関係なく実務経験10年以上

 

その資格に該当する受験者が、毎月1-3回実施される試験に合格することにより認定されるのです。
(試験日や試験会場については、財団法人安全衛生技術試験協会のホームページで確認することができます。)

 

 

ところが!なんと薬剤師・保健師は、無試験で衛生管理者の免許を受けることができます。
つまり、薬剤師の資格がある人は、申請さえすれば100%資格を取得することができるのですね。

 

ちなみに、衛生管理者には第1種と第2種があり、第1種の方が上位の資格ですが、薬剤師は最初から第1種を申請することができます。

 

簡単に取得できて就職にも有利になるこの資格、取っておいて損はない、むしろぜひお勧めいたします。

 

 

「衛生管理者」の仕事内容って?

 

さて、簡単に取得できる資格とはいえ、実際に衛生管理者として置かれたときにその責が負えるのかが気になるところですね。
それでは、衛生管理者の仕事内容を覗いてみましょう。

 

衛生管理者は、労働安全衛生法にて定められている資格です。
労働安全衛生法とは?簡単に言うと、労働基準法が賃金や休暇の面で被雇用者を守るのに対して、労働安全衛生法では、労働環境の衛生状態から被労働者の健康を守るよう定めています。

 

つまり、衛生管理者に求められている仕事というのは、健康に関する知識を生かして労働衛生を管理し、労働者の健康を守ることなのですね。
ちなみに労働安全衛生法では、労働衛生管理者の職務として

 

  • 労働災害の防止、危害防止基準の確立
  • 責任体制の明確化
  • 自主的活動の促進
  • 労働者の安全と健康の確保
  • 快適な職場環境の形成

 

などが上げられています。

 

具体的な仕事内容としては、職場の衛生環境を整える、少なくとも週1回の作業所等の巡視、労働環境の衛生状態が悪いと判断した場合は雇用者に改善を求める、などです。

 

現場での経験も必要ではありますが、薬剤師は健康のプロであることを考えると、その知識を生かせば決して難しい仕事ではないと思います。
しかし、その反面、多くの労働者の健康を守る、大事な仕事でもあります。

 

 

「衛生管理者」の資格を取って、有利な転職を

 

将来的に、薬剤師が過剰になる時代が来ると言われています。
そんな中で、薬剤師免許以外の資格を取得することは転職を有利にするための一つのカード。

 

衛生管理者と薬剤師のダブルライセンスは、被雇用者数の多い大規模の調剤薬局や病院、企業などへの転職に非常に有利です。
申請するだけで取得できる衛生管理者の資格を取って、大手の会社、医療機関への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

 

衛生管理者資格の取得はこちら

 

 

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